「アンタの手、あったかいな」「そうかな? でもジュリオの方が温かいよ」 子供体温?、なんて茶化したら烈火の如く怒られた。でもこれは確実に私が悪い。 本当はなんとなく気付き始めていた。ジュリオが見た目と同等ではないという …
カテゴリー「 古書店シリーズ【第二章】 」の記事
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「あんまり甘くなくて美味しい。私好みだ」「ほんと? 良かった」 コンフィチュールを付けたワッフルが美味しくて笑みを漏らしつつ呟くと、ジュリオが嬉しそうに目を輝かせた。 「うん、美味しい。そういえば、最近は甘さ控えめ?」 …
「えっと…せっかく木イチゴのコンフィチュール作ったからさ、味見して貰おうと思って」 とって付けたようにつけたされる言葉。 木イチゴのコンフィチュール……ジャムの匂いだったのか。 入った瞬間に気付いた甘い香りは。 好き勝 …
今日も私は通い慣れた道を行く。 この道を通るようになって何回目だろう。 私はいつの間にか、あの少年店主ジュリオの言う通り、常連客になっていた。 予言は大的中というわけだ。 まぁ、本の種類は図書館よりも豊富だし、何より …